【教えて!】滑舌が悪いんです、どうすればいいですか?

喋っててよく噛むんです

これ、気になるひとは、とても気になる。
でも気にならないひとにとっては、一切気にならない話題。

喋っててよく噛む。
よくつっかかる。

『あのっこれお願い致しまつっ、あっ、お願い致しますっ』

なんて噛んで言い直したりして。

その度に、
ああ、また噛んでしまった、、、
ああ、恥ずかしい、、、

と、ちょびっと嫌な気持ちになったりするわけですね。

そしてこれは積み重なっていきます。
同じことが起これば起こるほど、『ああ、、、またやってしまった・・・』とカウントされていきます。

気にしだしたら気になる性質

ここには、
気にしだしたら、気にしてしまうという人間の性質が関わっています。

たとえば、
いま私、カフェにいるのですが、
隣の方のぺちゃぺちゃと食べる音が気になって気になって仕方がなくて、イヤホンをつけました。

これ、小さい頃から母親に
ぺちゃぺちゃ言わせない!って注意されていたからなんですね。

ダメだダメだと思っていたら、
まーひとがしているのを見ると、気になる気になる。

貧乏ゆすりもそう。
目に入ると、嫌で嫌で仕方がなくなっちゃう。

でももしかしたら、
親からそうやって口酸っぱく言われていなければ、
そんなこと気にしてなかったかもしれない。

そんなふうに、
だめだだめだと思っていたら、
気になっちゃうわけです。

これが人間というもの。

『噛む』って、
芸人さんが、テレビで『噛んだ!』とか、『滑舌が悪い』ってよく話題に出ていたり、

ふざけたお調子者の友人が、
『わっ、噛んだ!お願いしましゅって何それ!笑』なんて、取り上げて笑うものだから、

だめなもの、という認識が植え付けられてしまうわけです。

だって、
多少噛んだところで、
普通に会話していたら、そんな気になるもんじゃない。

でも、気にしだしてるから、気にしちゃうわけです。

なぜ、噛み噛みになってしまうのか

とはいえ、
アナウンサーが噛むと、妙に気になりますよね。笑

人に説明をするとき。
人前で話すとき。

リードするひとが噛み噛みだったら、
内容よりそっちに気がとられてしまい、大事な空気もぶち壊しです。

ではなぜ噛み噛みになってしまうのでしょうか。

そこには2つの理由があります。

表情筋が硬い。

表情筋・・・どこだかわかりますか?

そう、顔の筋肉です。

特に口周り。
でも実際は、口周りだけでなく、
おでこ、目、頬、耳横、あご、全体が関係しています。

普段から『目』動かしてます?
『口周りの筋肉』はどうでしょう。

大口開けたり、口を思いっきりとがらせたり、頬をめいっぱい膨らませたり、
普段の生活の中でナチュラルに頻繁にそんなことをやっているひとは、あまり見たことはありません。

ということは。
あまり、表情筋を動かしていないということ。

筋肉は、使わないと固まってしまいます。

この表情筋、あとは、

『舌の付け根』『首・肩周り』が固まっていると、滑舌が悪くなり、噛み噛みになりやすくなります。
同時に声も暗くなる。

そうそう、オトナになって50メートル走を全力疾走したことあります?
25メートルプールで、泳いだことは?

いやーーーあれ本当に走れませんよ。
思ったように足が動かない。

なんで?こんなに動かないもの?と驚きます。

普段から運動しているひとは別でしょうが、
走るのは飛行機に乗り遅れそうなときだけ、な私みたいなひとは、ほんとに、足がついてこない。

そして、飛行機にも乗り遅れる。

プールも、昔泳げた記憶があるから何気なく泳ごうとしたところ、
もうね、25メートルって嘘でしょう、500メートルプールじゃない?って思うほど、たどり着かないわけです。

最後には溺れるようにたどり着きましたが、
年齢と筋肉の衰えを感じる今日この頃・・・

って話はずれましたが、笑

つまり、普段使ってない筋肉を使おうとすると、動いてくれないんです。
脳からの指令もうまく繋がらないし、筋肉自体が滑らかに動けない。

その結果、噛み噛みになってしまうわけです。

どれだけ顔の筋肉が緩み、動ける状態になっているかがすごく大事。

表情筋を制するものが、滑舌を制する!!!

早口言葉、滑舌トレーニング、いろいろありますが、
まずは、表情筋を緩め動かす。これが大事になっていきます。

心理的理由

物理的には、
表情筋や舌の付け根、首周りが固いことが噛み噛みの理由になりますが、もうひとつ大事なのは心理的理由です。

心理的理由、大きく2つあります。

話しながら焦る。

ひとつめは、話しながら焦ること、です。

喋りながら無意識に焦ってしまうのです。

・ちゃんと喋らなきゃ!
・うまく話せなきゃ!
・私の話おもしろくないだろうな・・・
・自分のターン、早く終わらせなきゃ!
・ちゃんと伝えなきゃ!

こんなふうに思っていると、、、
まーーー焦りますよね。結果、噛みます。笑

動かない足で、
気持ちだけ全力疾走しても、身体がついてこない。

保育園の運動会で、
昔、スポーツ得意だったお父さんがリレーですっころぶアレと同じです。

ん?ちょっと違うか?
まぁ似たような現象です。

さらにこころの焦りがあるもんだから、
余計にアクセルを踏んでしまうわけです。

苦手意識

ふたつめは、苦手意識です。

喋るのが苦手。
人前が苦手。
緊張しやすい。
うまく話せない。

そう思えば思うほど、しどろもどろになってしまう。

苦手な相手、
苦手な場所、慣れていないところでなら、なおさらです。

苦手だ苦手だと思えば思うほど、噛み噛み癖はひどくなります。

そして、噛んだら気になってしまう。

ああ、やっぱり苦手だ。
ああ、やっぱり噛んでしまう。
ああ、やっぱりだめだなぁ。。。

結果、負のスパイラルに突入♡

どうすればいい?方法は3つ。

だったらどうすればいい?
アプローチ法は3つです。

トレーニングで滑舌力アップ!

表情筋トレーニングをしましょう。

まずは表情筋を思いっきり動かすところから。

眉を上げたり下げたり寄せたり。
目を大きく見開いて、ぎゅっとつぶって。
口は大きく開ける、すぼめる、にぃっと笑う、ふくらませる。
舌を伸ばしたり、回したり。

これ、やってください。

適当でもいいです。
運転中、料理中、電車の中で。
マスクの下でやれば、変人扱いも避けられます。多分。

その後に、滑舌をやる。

とにかく表情筋を動かすこと。
特に、にぃっと笑ったり、口角あげてくださいね^^。

噛んでもいい

2つめは、
噛んでもいいよ、と自分に許可を出すこと。

噛んでもいい。
話が下手でもいい。
うまく伝わらなくてもいい。

だめだ、だめだと思えば思うほど、人間の脳にはその道がインプットされ、見事に向かっていきます。

だったら最初から、OKを出してしまうこと。
実はこれ、ものすごく大事なんです。

失敗してもいい。
分かってもらえなくてもいい。

フラットに、フラットに。
いい意味で抗わず、諦めましょう。

魔法の姿勢をキープする

3つ目は、魔法の姿勢をキープすること。

魔法の姿勢とは何か。

・身体の力が抜けている
・重心が低い
・呼吸が深い

これです。

この3大条件は、

自信がない
自分軸がない
周りの顔色見てしまう
自分の思っていることが分からない

いろんなものに役立つ、魔法の姿勢です。

言葉で説明するのは難しいので、動画で説明しますが、過去動画にもいろいろ載せています。

分かりやすく撮ったら、ここに貼りますね^^。

取り急ぎとしては、

首を回す
肩を回す
足首を緩める
骨盤を回す
息をゆっくり吐く

あたり、してみてください。

簡単でしょう、
あちこちで言われることだから、真新しくないかもしれませんが、実際やってるひとは少ないかと。

ぜひ、実際にやってみてくださいね!

ともに、ココロオドル人生を。

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