なぜそんな高い声を出しているの?本来の声より高い、その理由とは。

なぜだ、なぜそんな高い声を出している?!

ときどき出逢うタイプに、
なぜそんな高い声を出しているんだ!!という方がいらっしゃる。

 

ふわふわと地に足つかず、
芯を抜いた、落ち着かない声。

あるいは、ちょっとテンション高め、明るいけれど、どこか違和感のある声。
無理やり場を盛り上げようとする声。

この声の正体は、、、
実は色っぽくて、艶っぽくて、深みのある声だったりする。

 

ではなぜ、こういう声を出しているのだろうか。

 

低い声を出してはならない彼女の理由

 

Nさんは、
どこからどう見ても、艶と深みと品のある声。

パーソナルヴォイス診断での、月・海ヴォイス。

 

しかし。
なぜだろう。
あたまのてっぺんから出てくるようなふわっとした感じの声。

 

柔らかいといえば柔らかい。
癒しと言えば癒し系。
クリアで透明感があるといえば、、、確かにそうかもしれない。

 

でも私からすると、違和感でしかない。

 

それはなぜか?
本来の声ではないからだ。

 

いや、本来の声でなくてもいい。
本人が好きで出しているのなら。

 

ただし、本来の声を無意識に否定しているから、別の声を出す、というのはまた話が違う。

 

なぜ、彼女は低い声を出さないのか?
そこには2つの理由があった。

 

柄じゃない!

 

品がある?何ですかそれ。

色気がある?いやいやまさか。

深みがる?私なんかとんでもない!!

 

なんて答えが返ってきた。

 

わたしなんて、そんなとんでもないです!
自信がなくていつも不安で・・・

いやいやほんとに、柄じゃないんですって!

 

と。
それは、自分のことを知らないから。
そして、知らず知らず卑下している。

 

あなたはとても品があって、美しくて、魅惑的な魅力があるひと。

 

 

でも、柄じゃない、の一言には、
全部をないことにしてしまう力がある。

 

自分の本質も、魅力も、全部、ないことにしてしまうのだ。

 

よく笑い、明るくいなきゃと思ってた

 

なんでもお笑いにしてしまう、それが私。
そう思ってNさんは生きてこられました。

 

笑ってなきゃいけない理由があった。

 

それは、家庭環境、そして友人関係に。

 

親のけんか。
間に入るには、ピエロのようにふざけて明るくする存在でなければならなかった。

 

友人たちの間に入り、
顔色をうかがいながら仲を取り持ち、

無難に場がすぎるよう、
盛り上げ役にまわるようになった。

 

いつしかなんでも笑っていくような、そんなひとに。

 

でも、どこかに違和感もあったのです。

 

ひとりでいるときに、不意にぽっかりと穴が開いたような、そんな感覚に陥ることがある。

 

明るいよね、そう言われるたび、
本当は暗いのに・・・とこころの中では思ってた。

 

そんなNさんの魅力は、魅惑的なところ。

もちろん、笑顔も素敵です。
だけど、知ると楽になる。

 

本当は暗いのに、ではなく、

 

本当はひとりも好き。
本当は、しっとりと優雅な時間も好き。
本当は、『良いもの』に惹かれるの。

 

そう、どちらも両面、あっていい。

 

 

人生は〇〇したときから始まる

 

本来の声、
本来の魅力が引き出されるのは、

本当に惹かれるものを選ぶ人生を生きるとき。

 

 

値段で選んでないだろうか。
柄じゃないから、このへんで、と、妥協で選んでないだろうか。
セットでお得だからと選んでないだろうか。

 

値段を見るのはいい。
値段に左右されるのもある程度は仕方がない。

 

だけど、

 

これが、好き。

これに惹かれる。

これがほしい。

 

 

これだけは、値段や、柄じゃない、に惑わされず、素直に感じるといい。
買うか買わないかはその次の話。

 

Nさんの場合、これが欲しい、これが好き、の前に、柄じゃない、が先にきていた。

 

好き、と、こう思った、を素直に認めるところから、自分の人生は始まる。

 

 

自分の中で、自分が乖離したような感覚。

 

どこかいつも自分が自分でないような、
本当の自分はどこにもいないような、
薄皮をかぶった状態でいる自分。

 

人の中で愛想よく笑い、
優しいよね、明るいよねと言われ、
癒し系と言われ、

 

自分の中の違和感を感じてあったNさん。

 

自分の好き、を見直し、
自分の感情を見直し、

ひとつひとつ丁寧に、自分の感情を出してもらった。

 

その後のすがすがしい笑顔は、とても美しかった。
そうして、腑に落ちたように、身体が響く声となった。

 

声に芯が通り、表情に自信が出て、かっこいい美しさが出てきた。

惚れました。

 

わたしは彼女に、そう言ったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

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