猫なで甘え声、許すまじ!に隠れたひみつとは

猫なで甘え声、許すまじ!

そう思うことはないだろうか。

 

先日、深夜の東京のファミレスで、
いかにもなツインテールの女の子が、
4人掛けテーブルの片方に2人で座り、

ねっとりとしたそれでいて高くて甘い声で、
隣の男の子に話しかけていた。

 

不自然なまでのしなだれ方。
まぶたが疲れそうな上目遣い。
表情は不自然で、甘い声の分、余計に裏が見えて怖い。

 

男の子は、慣れたものなのか、完全スルー。
友達、でもなく、
かと言って、長年付き合った彼女にも見えない。

こんな時間にファミレスに来るくらいだから、
まぁ、そんな関係なのだろう。

 

 

猫なで甘え声の3つの法則

 

猫なで甘え声には法則がある。

 

1.必要以上に高めであること

2.必要以上に語尾を引っ張ること

3.なめらかであること

 

この3つだ。

 

猫なで声の場合は、
それに不自然に優しそうな雰囲気、が砂糖として加味される。

 

 

必要以上に高めであること

 

声が低い女子には、酷な話だと受け取られているかもしれない。

声が高めであること。
この声の出し方には、コツがある。

 

なるべく、口の前のほう、前歯のほうで、声を出すようにするのだ。
ちょっと鼻にかけるのもいい。
なんとなく、それっぽく聴こえてくる。

そして、空気を多めに使うこと。
ここもけっこうなポイントである。

 

必要以上に語尾を引っ張ること

 

ええ~~~~⤴?
そおなのぉ~~~⤴~~?

わぁ~~⤴♡嬉しい~~⤴♡

 

と、語尾の高さを上げて引っ張るのだ。

さらに、
フェードインフェードアウト的技も使う。

最初の1音の入り口はソフトに、
そして最後の語尾はすーっと消えていくように。

 

怒ったときだけ、カットアウト。

は?

 

これは、怖い。

 

なめらかであること

 

これも大切な要素である。

たどたどしくない。
実になめらかで、エレガントではないが、レガートである。

とても声が気持ちよく出ている証拠。

 

しかし、なぜだろう。
心地よく聴こえないのは・・・

 

 

猫なで声から学ぶべき3つのこと

さて、ここまでの文章は、
ちょっと穿った斜めからの見方で言葉を選んでいたが、
ここからは、この猫なで声、からの学びについて触れたいと思う。

 

地に足がついていない場合

 

まず、こういう声を出しているひとについて。

いずれ気が付くだろうか。
自分を生きていないということに。

 

ふわふわと地に足がついていない。
楽しそうではあるが、
どこか不安げで、いつも泣きそうな気持ちがある。

焦りを隠し、
楽しそうにふるまう。

 

それでは、辛くなるときが来る。

 

頑張らなくていい。
ちゃんとできなくていい。
怖がらなくていい。
心配しなくていい。

 

あなたがいてくれるだけで、周りは元気になれるんだ。

 

あなたの可愛さは、
そのままでも、十分に可愛いんだ。

そして、周りを幸せにしてくれる。

 

怖がらなくていい。
不安にならなくていい。

そのことを、覚えておいてほしい。

 

多面性を愉しむ

 

わたしたちは、誰もがエンターテイナーである。
生きる場所は、自分で決めることができる。

その上で、自分が2面性、多面性を愉しむ分は、なんら問題はない。

 

うわべに張り付いた不自然なまでの笑顔と、

極端に高く甘い声、
その裏に垣間見る怖い面を、
しっかりと隠し持っていようがどうしようが、

そのしたたかさ、たくましさ、そして、そんな面が、可愛らしくもあるではないか。

 

一方的に、猫なで甘え声は、うすら寒い、とも思われているが、
敢えてその声を選んでいることに敬意を表したい。

 

このまま突き通せば、それは立派な個性だ。
強さだ。
魅力だ。
可愛らしさだ。

 

そして、そういうのが好きな男性もいる。
これぞ、需要と供給である。

 

 

イラッとする!これぞ師匠

 

聴いていてイラっとする。
腹が立つ。許すまじ。

そう思うひともいるだろう。

 

特にパーソナルヴォイス診断で、
太陽・地が強い女性ほど、イラっとしやすい傾向にある。

 

なぜならば。
不自然さというよりも、
その高さと甘さに腹が立つのだ。

 

真似しようにも真似できない。
いや、真似したくもない。
見るだけでも腹が立つ。

 

だがしかし。

心の中で強く反応が起こっているということは、
それだけ自分の中に毛嫌いする理由がある。

それはつまり、

 

甘えられない。
甘えるのが苦手。

弱みを見せる=負けだと思っている。
男性に負けたくない。
弱いところを見せたくない。

 

そんなあなたは、
ひとに素直に甘えられないのではないだろうか。

闘ってばかりの人生は疲れてしまう。

 

ときには、
負けることも、
甘えることも必要になる。

 

負けてもいい。
甘えてもいい。
弱いところを見せてもいい。

そう、つぶやいてみて。

 

そうしたら、あなたの可愛いところが、ひょっこりひょっこり顔を出してくる。

 

あなたの強さと弱さは、
どちらも、魅力なのだ。

 

それを、猫なで甘え声は、教えてくれているかもしれない。

 

そしてさらに。

 

その効果として、

喉の枯れやすさが緩和され、
声が柔らかく優しくなっていく。

 

これがまた、声の不思議でおもしろいところ。

 

さぁ。

 

闘わず、
怖がらず、
力を抜いて。

あなたの魅力を全開にしていこう。

 

ともに、ココロオドル人生を。

 

 

 

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